右の図は、記録的豪雨レベルである雨が降った場合のT.N.ベース内部の水位を示しています。
空隙率30%では、1時間あたり100mmのゲリラ豪雨が30分降った場合に水位167mmとなり、施工厚さが300mm程度の施工厚さがあれば、1時間降り続いた場合でも、雨水をほぼ吸収(内部で貯水)できることがわかります。
この能力を活かして、本工法を都市に適用すれば、POC内部のゆっくりとした水平方向の流速を利用し、雨水の排水遅延、流出抑制の効果(流出係数の低減)が期待できるのです。
空隙率30%では、1時間あたり100mmのゲリラ豪雨が30分降った場合に水位167mmとなり、施工厚さが300mm程度の施工厚さがあれば、1時間降り続いた場合でも、雨水をほぼ吸収(内部で貯水)できることがわかります。
この能力を活かして、本工法を都市に適用すれば、POC内部のゆっくりとした水平方向の流速を利用し、雨水の排水遅延、流出抑制の効果(流出係数の低減)が期待できるのです。
[ 降雨量と路面下の水位の関係 ]
次に、街区への適用箇所とその効果の試算ですが、都市部において、本工法が適用可能な面積は、建物外構、歩道、道路、駐車場、公園など、右の図のように、45%程度になると推定されます。
試算表のような形で、当該面積(45%)にT.N.ベースを適用したとすると、周辺エリアに降った雨水を含めてゲリラ豪雨のほとんど(96%)を吸収できることがわかります。
試算表のような形で、当該面積(45%)にT.N.ベースを適用したとすると、周辺エリアに降った雨水を含めてゲリラ豪雨のほとんど(96%)を吸収できることがわかります。
[ 市街におけるT.N.ベースの適用可能な面積 ]
T.N.ベースは、都市空間の整備(舗装等)を進めながら、ゲリラ豪雨対策とすることができ、街から水を消すことができます。
[ 市街地における雨水貯水量の試算 ]